学生FDよ,大志を抱け(Student FD, be ambitious.)

来月、学会発表が控えている大学院生です。

今回は私がこのブログを始めることになった経緯をお話しします。

 

私は、第1志望だった筑波大学に落ちて、今の大学に入った後期組みです。

一般的に、どの大学においても後期組みは「優秀だけども自分の大学に期待していない、もしくはなめている」傾向があるとされているカテゴリーです。大学のランクや特色にも寄りますが・・・

自分の希望通りではないのだから、第1志望だった大学と比べてしまう方が多いのでしょう。

 

大学の勉強だけで物足りないと思う方は多いですが、自分から動いていこうと前向きに取り組む学生と、ふてくされるだけで動き始めれない学生に分かれます。

自分から動いていこうという学生の中にも、①大学の中で成績優秀者をめざす、②課外活動で社会人と関わりを持つ、③編入、再入学に向けて猛勉強をする、など、多岐に分類できます。

 

私は、学内での活動に力を入れてきました。高校時代から、日本の大学のアカデミズムについて学び、考え、日本の大学がこのままでいいはずがないと思っていたからです。

図書館を学生目線で盛り上げよう!」という活動、「学生の学生による、学生のための学生支援」、「学生目線の大学改革」など、多くの活動に関わってきました。大学の教職員の皆さんに本当に良くしてもらってきました。

 

学部1年から関わり続けてM1となった今は、学生というよりは職員さん目線に近くなっていると思っています。

 

一通り図書館協働、ピア・サポート、学生FDについて触れ、思い通りにならないことに歯を食いしばってきた事も多かったです。

誰のせいとも言いません。実際に、誰のせいでもないのです。

しかし、教育・研究の水準、学生からの評価、不祥事、教職員の待遇、どれも悪くなっていきます。放っておいたら、日本の大学は人を生かす教育ではなく、殺す教育に変わっていきます。

 

学生FDには、大学の未来を、ひいては国の未来を憂える方がたくさんいらっしゃいます。けれど、狭い学内には理解してくれる人は限られています。大学の壁を越えて仲間を見つけて行きたい、そんな願いからブログを始めました。

学生に限らず、大学の未来を憂えながらも学内で無力さを噛み締める全ての人に向けて、クラーク博士の言葉から少し変えてみました。

 

学生FDよ,大志を抱け(Student FD, be ambitious.)