M1の大学院生が初めての学会発表に行って、勇気と仲間をゲットした件

先週末、学会に参加してきた。

私は、学部生の時にやった研究を引っ提げて、学会発表の場を頂くことになっていた。

最近は、学会発表は学生が発表することが多いので、当たり前の光景ではあるのだが。

 

ギリギリまでロビーで発表の最終確認をしてから会場に入ろうと思っていると、

当日、演題のキャンセルが出て、順番が一つ早くなっていたらしい。

一つ前の順番で会場入りするはずが、入ったとたんに名前を呼ばれて登壇するタイミングだった。

 

若干(いや、かなり)動揺しつつも、発表を乗り切った。質疑応答のところでは、焦り過ぎて的確な回答になっていなかった気がしないでもないが、無事に乗り切った。

 

自分の発表が終わった後は、寝不足と緊張感からの解放で睡魔に襲われて他の研究発表の記憶が一切ないという残念な結果になりつつ、ポスターセッションの時間に。

ホテルに帰って寝たいと言う思いもあったが、帰っていく先輩を羨む気持ちを押し殺して参加した。

ぶらぶらと歩いていると、女性が「さっきの○○の発表の・・・!」と声をかけて下さった。懇親会に出ない予定だったので、しばらくお話をさせていただいた。私の研究を絶賛して下さって、改善点を優しく懇切丁寧に指摘しながら激励して下さった。正直、大学で理解してくれる人がいない状態だから、学会に行ったって誰もわかってくれないんじゃないかと思っていたので驚いた。

これからの研究の検討材料をゲットし、かつ理解してくれる方がいると言う喜びを知り、かつ大学では孤独だけど大丈夫!という勇気を得た。

本当にありがとう。感謝しています。

 

そして、余談だが、その先生の所属が来年がらりと変わるらしく、大学の編成が大きく変わる転換期だと教えてくださった。その方も、私の所属する大学の先生と同じく、研究する余裕はなく、訳のわからない書類づくりに日々追われているそうだ。大学の先生は研究職ではなく、教育もしくは事務職だなーとつくづく感じた。