国の補助が打ち切られるなら国立大学がなぜ国の機関としての義務を全うする必要がある?

地方国立大学の危機である。大学の補助金の件に関して、こんなにも国がシビアな決断をすると誰が予想しただろう。

今でも信じられないし信じたくない。ああなぜ文科省霞が関でこんなにも非力なのか。財務省からの要望で、10年間で教員数を5万ほど減らせとお達しが来ているらしい。

世界一住みやすい国ランキングで1位になったことのあるこの日本の首都東京で、12省庁どうしのこれほどエグイ弱肉強食戦争が繰り広げられるのだから、世界に平和をもたらすまで、しばし時間を要しそうだ。

 

話がそれたが・・・、日本では国立大学が切られる方向で決まっている。私の大学では、10年間で補助金25%が削減された。大学はいつまでも国と一体になって責任を全うする必要はない。もちろん、教育の質は保証してほしい。ただしその過程で、公的な機関らしくふるまう必要はない。

大学を含め、行政もそうだが、やることなすこと国のやることとして見られている。しかし、国の補助がなくなるということは、国民の税金を費やしていないということだ。

だったら、一般企業みたいに身軽に動いてほしい。いつまでもお役所気分でいては、国が方針打ち出した大学による地域貢献なんてできない。

ミスなくまかせられた仕事をやっていればそれ以上の事はやる必要がないと言わんばかりに、サービス精神のない対応をしていては、地域が大学から逃げて行く。

早く決断して、独立法人化する前の業務体制や書類の仕組みを変えるべきだ。

学生としても、何をそんなに面倒な作業を残しているのか意味がわからない。

地域や民間企業から見ればなおさらだと思う。

まず手始めに、大学御用達の物品メーカーとでも言おうか、彼らとの取引をやめて、現場で自由に発注する形にすればいいと思う。

大学法人全体で取引するにしろ何にしろ、あんなに馬鹿高い物品を買い続けていたらすぐ倒産だ。今の赤字具合ならメーカー切り替えるだけで解決するはずである。

 

しょせんは学生の浅知恵、いや、知恵ですらないかもしれない。

でも、それは無理だ、これはこうやるもんだと言って何も替えず、黙って倒産するのを見ているわけにいかないじゃないか。